旧オオタキ・モノブラムP-51②サフ掛け→塗装開始

 旧オオタキの1/48P-51マスタングに銀塗装で仕上げるべくまずはサーフェイサーを5層に分けて吹付けたちゃーべんは、まずは機体の様々な箇所のマスキングに着手した。今回の塗装は1944年当時のヨーロッパ戦線の塗装にするつもりなので、胴体にインベイジョンストライプ、主翼と垂直/水平尾翼にメッサーシュミットBf109との誤認防止識別帯といった塗装を施すので所定の形とレイアウトにマスキングテープを施した。ただ胴体のインベイジョンストライプの上部は国籍マークと接するので、中央部を丸型になるようにマスキングテープを切って貼り付けた。それ以外は直線的なマスキングなので難しいことは無かった。ただ、銀塗装になる部分になるべく色が付かないようにする事の方が大事だったりして…。

 旧オオタキのD型の塗装を始めるにあたって、まずは所属部隊の4FGの塗装から始めるが、排気管の所から先っちょまで赤く塗装をする。スピナーのパーツ二つも含めて塗装するが、マスキングテープから塗料が漏れないようにしっかりとマスキングテープを密着させること。ちゃーべん的には上下左右をマスキングして輪切りの直線を形づくる感じでテープを貼り付ける。P-51マスタングの機首塗装はチェックのものが多いが、今回は単色なのでチェック柄に合わせてマスキングテープを切り刻んで貼る必要もない。サーフェイサーの時と同様に5回に分けて吹付けてマスキングを施して完了。機軸に対して垂直になるように気をつけること。

 そして筆塗りを施す旧モノグラムのP-51Bマスタングであるが、まずは機体下面一帯を(クレオス#13ニュートラルグレー)の色で一気呵成に塗る、といいたいところではあるが、持つ所を確保するために、機体の方は胴体と主翼とに分けて塗る。一遍に塗ったら作業の上で塗料が手に付いてしまうからである。とにかくこの時点では筆ムラを気にせずに塗ることが主眼なので、一気呵成にとはいっても一回目は下地が透けてもOKという感じで、3回かけてしっかりとした塗膜を作るといった感じで行う。塗る際には塗り分けるラインよりもやや上まで塗るのがミソ(理由は後述)。まだ機体に着けていない水平尾翼も同様だが、前回塗った黄帯の箇所に塗料がはみ出ないように慎重に塗ること。

 そして機体下面が終わったら機体上面の塗装になるが(クレオス#12オリーブドラブ(1))、段取りは下面塗装の時と同様である。ただしその前に胴体の塗り分けラインを面相筆で位置決めを行うこと。下面色よりやや下が目安になる。というのは上に赤く下面色を塗り分けラインより上に塗ると書いたが、境目が透けて部品の地が見えないようにする配慮である。その上で機体下面の時と同じ要領で塗装するが、当然のことながら塗り分けラインをハミ出ないようにすること。主翼と水平尾翼の方は条件と仮面とで色が違うのは胴体と同様なので当然ながら塗り分けラインは前縁と後縁で直線的なものになるので機械的にこなせばいいが、胴体の方は一応は資料とにらめっこしながら「これでいいのかしら?」と確認の上で進めること。

 ここまでで旧モノグラムのP-51Bマスタングの機体色塗装が終わったというわけではなく、ここから機体に拡がった筆ムラをタミヤのフィニッシングペーパーの1500番と2000番で全体を均し、必要があれば塗り直しを繰り返す作業がある。ここからが筆塗りの難関である果てしない筆ムラとの戦いが始まる。このフォローという名のイタチごっこをやっている間に旧オオタキのマスタングのエアブラシがどんどん進むのでデカール貼りをする段になった時にはほぼ同時に出来るという寸法となるのである。旧オオタキの方の上述の帯塗装は赤塗装の際の段取りとほぼ同じなので割愛させていただくが、銀塗装以外の部分をマスキングしてからまた説明をする予定なので少々お待ちを。

 そういう訳で旧モノグラムのP-51Bマスタングの筆塗りが終わったあとの筆ムラの処理に入るが、まずはフィニッシングペーパーの1500番で均す。ただ完璧に筆ムラを無くそうとするわけではなく、外板のうねりに見えるような部分は敢えて完全に修正しない方向で行う。もしパーツの成形色が露わになってしまった箇所が出来てしまったら、当然のことながら「加筆修正」をする。その上で2000番のペーパーを全体に施して機体塗装は完了となる。

 これでモノグラムP-51Bの塗装が粗方終わった、とおもいきやそうではなく(苦笑)、マスキングテープから塗料が染み出して先に塗った黄色ストライプの黒フチを侵食してしまい、また塗り直しとなってしまった。凸モールドを考慮して、それこそ水を漏らさぬほどにテープを密着したつもりにも拘らず、この惨状となってしまった。そこでちゃーべんはヘコむヒマもなくハミ出た塗料をペーパー掛けでへずってまた黒フチ塗装の準備を行った。局所の改修とは言え丁寧に下拵えしたつもりで進めたはずが二度手間になってしまった、トホホ…。

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 そしてまた旧オオタキの塗装の進行に戻るが、スコードロンカラーとストライプ類を塗り終わったら、銀塗装を行うのでマスキンブテープでカバーしておくこと。今度は反対側をマスキンブテープで養生するわけだから、塗る面積の少ない側を塗装していたので作業はさほど難しくはない。ただ、マスキングの箇所に多少の銀が滲出したとしても、ほんの僅かであったら「チッピング」として敢えて残すつもりである。見方によっては、塗料のスレハゲと見えなくもない…。

 筆塗りとエアブラシの塗装の段取りを並行して進めていくのは、面倒臭くもいい気分転換になるので、飽きることがなく楽しいのだが平日はあまり時間が取れずに両方ともキリのいい所まで進められないのがもどかしい。しかし今回ほしいものがたまたま迷彩と無塗装のものに分かれていたので、ちゃーべん自ら進んで工程の上での隘路にハマっている次第である。旧オオタキと旧モノグラムのP-51マスタングで同じ飛行隊の機体を2機進めれば楽に量産できるが、それでは模型作りが単なる作業になってしまい、忙しくなって作業が進まなくなったら模型作りがストレス源になるという皮肉なことになってしまう。ただでさえまだ並行して作っているものがあるのに、楽しめなくては何もならないと思うちゃーべんであった。


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