モノグラム’32ホットロッドデュースクーペ②部品修正→黒塗装

2023年10月17日

 モノグラム’32デュースクーペホットロッドをつくるにあたって、まずちゃーべんはボディ以外の黒塗装部品の塗装準備を始めることにした。以前書いたとおり、塗装が済んでからすったもんだするであろうパーツの修正箇所があったからである。

 フロントのロッド類のほぞの部分を切り取った箇所とマフラーの後端に孔を開け、あとは黒を塗るだけにすれば良いようにする。これで完成寸前にすったもんだしなくて済むようになった。あとから問題が発生したらテンションがダダ下がりしてしまう。

 これらのパーツにはタマリ(部品の後端にある小円状のプラスチックの小さく丸い部分)が付いていたが、これらを切り落として開孔の改修をしたわけである。モノグラムはこうした所にも繊細なモールドがあり、組んでいる時にはさながらガレージで実車をイジっているような気持ちになるのだ。

 透明なプラスチック部品故に部品そのものにしなやかさが無く、割れたり傷つけたりしやすい窓ガラスなどの透明部品も反射を防ぐためにこの際黒く塗っておく。3ウィンドウクーペながら窓ガラスは前と後ろの2枚だけなので、しかも視界が心配になるほど小さいから、たいして手間も要らない。同じフォードのクーペでも、作って持っているモノグラム1/24の’36年式は横のウィンドウが付いていたのはなんでだろう?

 床下パーツに話を戻すと、先述のロッド類の加工を終えてから、プロペラシャフトとともに黒塗装を行う。現代のクルマと比べて細長いパーツが目につくが、近代的になった駆動系に対応できるのかという心配はさておき、筆でワンストロークでチャチャっと色付けする。エンジンブロックの赤、マフラーの銀も同時に。そして室内のコクピットと合わせて半ツヤクリアーをかける準備をすすめる。しかしエンジンのファンベルトは難儀だった!

 あと細かい下準備といえば、ステアリングホイールを年式相当(もちろん改造時点の’60年代のものと思われる)のものに代えるといったところだが、ジャンクパーツを漁ってみてもそのまま使えるものはなく、アオシマ1/24のダルマセリカのナルディ風ステアリングを多少改修の上使用することにした。また、ボスの裏の穴も拡げてしっかりと嵌められるようにしておく。これでおおよそのボディ以外の内外装の小部品はクリア掛け準備完了ということになる。後はエンジンの本体の塗装だ…。

 しかしふとした時に前輪のサスペンションの一部に塗り分けが必要なことに気が付いた。

 コニショックの形状部分に塗り分けの指示があるのである!

 一瞬シャレでコニショックのようにオレンジ色に塗ろうとも考えたが、考えてみればあれは本来はリアサスペンションの部品であり、指示書通り黄色に塗ることにしたが、小さくて細長い箇所に黄色を塗り重ねるのも少々面倒くさいのを我慢して2日かけて隠蔽力の弱い黄色を塗装した。ついでに、伸縮する段差の所も黒を線状に塗装することも忘れずに。形状からしてレトロなクルマの雰囲気がプンプンではあるが、よくよく見てみると近代的な要素があるのが判る。プラモデルのキットでホットロッドの何たるかをまた一つ知ったちゃーべん。改造する部分は、こういう足まわりも含んでいるのがわかって面白い。

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 このモノグラムの’32年式のシャーシはフェンダーと一体となっているのでボディと同じようにサーフェイサーを吹いてからボディ色を塗る必要がある。ただシャーシと内装を組んだ状態のボディを接着する面積が大きいので、その部分の塗装をすることによる塗料のロスを無くすためにマスキングを施す。同様にあとでボディの裏側にも行うが、それは後日行うとして、シャーシの前後のバンパー取り付け部をカットしてバンパーレス仕様にする下拵えをした上でサフ掛けの準備は完了。両面テープで空き瓶の上に貼り付ければ、表裏とも一遍に吹き付け塗装ができる。

 ただ、決して大きくないボディでボディ色をグリルの周囲とエンジンカバー、ボディとフェンダーの計4部分に分けて塗らなければならない。それだけにボディの塗装にかなり時間を取られてしまうことは避けられない。サフ掛けから研ぎ出しを含めたクリアー掛けまでしなければならないのだから…。しかも裏側まで塗装してクリア―がけをして研ぎ出しまで行なう必要があるので、他の部分の組み立て作業が済んだら、クリアー掛けの後に1週間まつのを都合2回行わなければならない(ボディのほかにボンネットの裏側とグリルの裏側もボディ色塗装の上クリアー掛けの必要あり)。ゆえに作っている最中にぽっかりと大きな時間が空いてしまう。だって、それ以外のことやれと言ってもエンジンとコクピットぐらいしか組み立てられる部分がない…。今回はいつも作るような旧車のシャーシと違って、ボディ色のフェンダーがシャーシを兼ねているパーツ割になっているので、ボディのクリアーを乾燥させている間にシャーシを組み立てることはできないのでちゃーべんも「ビルディングロス」になりそう?

合わせて読みたい

レベル(旧モノグラム)のホットロッドの組立(足回りほか編)

 旧モノグラムのアメ車のキットは足回りも一つ一つの部品になっているので塗装も組み立ても本当に楽しむことができるとちゃーべんも思います。ただ根気よく続ける必要がありますが。

 またホイールはキットのホイールのキャップ部以外を塗装することにした。キットではメッキになっているが、軸の部分をメッキパーツで仕上げる方法がわからず、このモノグラム1932年式フォードのキットのホイールを、色を除いてほぼ箱絵通りに組むことにしたのである。あの有名な「アメリカン・グラフィティ」の黄色い1932年式フォードのホットロッドのような鉄ホイールにクロームメッキを施した姿に憧れて真似してみようと思ったはいいものの、このモノグラムのキットでは車軸が貫通して表に飛び出る構造となっているので、そこをカバーする方法が見つからなかったという次第である。 ジャンクパーツからの流用も考えたが、年代相応のホイールが見つからず(1970年代の仕様にするならよかったのだが)、既存のパーツで多少変化をつけた仕上がりにするにはどうしたらよいかを考え、キャップ部のメッキはそのままに本体を塗装しようとした次第である。他のホイールとは違って迫力と渋さでは少々妥協しても、いいアクセントになる方向でまとめようか?

 半つやクリアーをかけておく部品でちゃーべんはもう一種類忘れていた。ディスクブレーキの部品である。ホットロッドとはいえ1932年式フォードにこのケンメリGT-R並みの装備があることにまずビックリしているが、もし5スポークのマグホイールにしたら外から見えてカッコ良くてこのパーツを見せることが出来るかもしれない。しかし今回狙う仕上がりはちょうどアメリカン・グラフィティかビーチボーイズの全盛期の頃の雰囲気だ。当然ボディ色は明るめのもの(蛍光色はもうちょっと後の時代になってからだと思うので今回はない)にするつもりだが、そろそろどうしようか決めなければならないタイミングなのにまだどうするかハッキリと決められずに焦るちゃーべんであった。


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