ハコスカGT-R50勝高橋国光仕様④ボディ塗装タッチアップ&室内部品他のクリアー掛けの準備

2023年6月12日

 アオシマハコスカGT-Rの50勝目を飾った高橋国光仕様のワークス仕様に青い所の塗装を行い、そのあとマスキングテープを剥がしたちゃーべんは、ほぼほぼ塗りわけが済んだことを確かめながらも、吹きこぼれた所を塗りなおすために、その箇所のヤスリ掛けを開始した。

 フィニッシングペーパーは400番を使用し、最悪の場合サーフェイサーまで削り落としても青い部分を侵食した白い塗料を削り取る必要がある。塗りなおしは面相筆を使えば終わりそうなのでひとまずはホッと胸をなでおろす次第。平日のこまごまとした時間で少しずつタッチアップを行い、ボディ各所のスミ入れを施した。トランクやボンネット、ドア類のモールドに面相筆で黒を流し込む。後は窓枠も黒で塗れば本物の迫力にまた一つ近づけられる!

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 白塗装後のボディのタッチアップは、まずは青い部分が虫食い状になっているところを直線的に修復させるために細切りマスキングテープを貼り付けていく。はみ出した部分だけではなく、塗り分けの所がヨレヨレになってしまった所も筆で塗り直すためにマスキングテープで直線をかたどる。ちゃんと定規を当てて細切りにしたつもりではあったのだが、仕上がった塗り分けがヨレヨレになってしまったのは焦ってマスキングテープを切ってしまったせいか?というわけで数か所また修正のうえ完成させた。

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↑ちゃーべんはこれを駆使して塗装を完成させました

 このハコスカGT-Rの室内部品もクリアー掛けの準備がほぼできつつあるが、まとめて半つやクリアーを吹く必要がある部品の塗装を済ませておいた。おおよその塗装は済んだとはいえ、シャーシの塗装でエンジンやマフラー類を塗装した際、ハミ出た部分やランナーについたままの部品、ホイールのナット類をボディの塗り直しもまた並行して進行する必要がある。細々として面倒くさく時間もかかる段階ではあるが(アオシマの「ザ・モデルカー」シリーズも結構部品がある)、これは避けては通れない。逆に平日に時間がかからずともテンションの上がる作業が行える楽しみができて良かった。こうした小修整に入るタイミングで天気も良くなかったのでエアブラシの気分転換になるだろうか?今年の梅雨はもうすぐそこだ。たまの晴れ間に野球でいうビッグイニングを作って大きく予定を進行できる段取りが組めれば最高なのだが…。今年ももうそんな時期になってきて、時間の経つ早さを今更ながら実感するちゃーべん。

 アオシマ(旧イマイ)のハコスカGT-Rはエンジンレスのカーモデルではあるが、青と白のボディ塗装を自前で行うというイバラの道を選択したこともあって、フェンダー部を除いて未だ大部分の部品の組付けは行っていない。

 下処理の作業もCピラーのエアアウトレット部分成形ととウインカーのハコスカGT-Rのエンブレムの削除のみで、小改造はフロントライトカバーのエアインテイク増設といった所である。元のキットを捻った作品を作るのが好きなちゃーべんの性分もあって、作製のペースは相当遅れ、スケジュールは大きく押している。これでは今年中に完成させようと考えているキットの数の半分もできればいいほうだろうか?ちゃーべんの自分のこだわりの作品が完成できればそんなことも気にはならなくなるが…。

 ただそうした中にもテンションの上がる作業もあり、このキットに付属しているホイール、ご存じRSワタナベのホイールの塗装である。旧車御用達のホイールだけあって模型展示会でもこのホイールを装着した作品はよく見かけるが、このワークスのハコスカGT-R用のホイールもモールドがイイ。専用パーツの合い具合にもアオシマの気合をヒシヒシと感じるが旧イマイのこのキットが大切に扱われているようで実にほほえましい。作例ではビス類を、以前の記事でも駆使している先鋭化した爪楊枝を使用して塗っているが、真っ黒な塗色が無骨な迫力を醸し出している。いろいろなメーカーからワタナベのホイールが出ているがこのホイールのみを複数セット取り寄せて他の旧車でも楽しみたいと思うのはちゃーべんだけだろうか?

 シャーシはエンジンとマフラーが一緒にモールドされていて、カッキリしたモールドを塗り分ければ完成であるが、面相筆を使って塗り分けを施そうとしたちゃーべんは少しハミ出させてしまってやらかしてしまい、また細々とタッチアップを施してどうにかクリアー掛けできる所まで漕ぎつけた。そして一気呵成に半つやクリアーをかけるのだが、具合の悪いことに吹き付けに使うクレオスの#181半つやクリアーにブレンドする#30フラットベースが固まってしまっていて溶かすのに時間が必要なのと、エアブラシがけ予定の日(2023年5月29日)があいにく雨という足止め要因があって塗装できる日はまた先に延びてしまった。

 こうして段々と塗装の段取りが終わりに近づいてくると、アオシマの旧イマイシリーズの初代シルビアにも見られる、この旧イマイ独特のモールドにちゃーべんはつい見入ってしまう。近年の旧車の旧作キットにはない雰囲気はなかなかに味わい深く、多少大袈裟なようにもみえてなかなかの存在感であり、現行で生産しているアオシマにも感謝したい。この製作を進めていくうちに、あのマルイの1/24の旧車の箱絵にあった街道レーサー(Oh!my街道レーサーやペッタンコツッパリマシンなど)のように仕上げてしまいそうな誘惑を何度も感じたが、そういった作品はまた別の機会にしよう。それよりもテールランプと窓ガラスの塗装がまだだ。

 ここまで来て、未だちゃーべんはこのキットを旧イマイのハコスカGT-Rとしてのキットのパーツの合いなどがまだわかってはいないないわけだが、同じく旧イマイの初代シルビアのような感じなのだろうか?あと旧イマイといえばシトロエン2CVとかルノーなどがあったような気がしたが、ちゃーべんはそっちの方も気になってきた。確か2CVは角目だったと思うが、このハコスカGT-Rのような出来栄えだったら欲しくなってきた。もうプロポーションモデルでもいい!ほんとによりによってこのタイミングになって旧イマイのキットに興味がわくなんて、と自分の旧作キット好きも相当なものだと思うちゃーべんであった。




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