Nゲージリトルジャパン名鉄3900系⑪マルーン塗装部タッチアップとステンシル
Nゲージのリトルジャパン名鉄3900系の車体塗装がほぼほぼ終わっているちゃーべんは、車体裾部のクレオス#100マルーンの塗装部のタッチアップに着手した。ヘッダー部の枠類がある車体のマスキングも慎重を期しているつもりのちゃーべんでも、どうしても車体の塗り分けで一進一退を繰り返すことが避けられないことに業を煮やしてにもめげず、より丁寧な仕上がりを目指して修正を重ねていくことにした。現時点では車体裾のマルーン部の塗りなおしである。
わざわざドアの部分を二重にマスキングしたにもかかわらず吹き込んでしまうのにはちゃーべんも自分の未熟さを痛感したのか、今度はエアブラシを面相筆に持ち替えてチマチマと塗り直しを始めた。現時点での仕上がりを見る限り取り返しのつかない事態にこそなってないものの、ぬかるみに足を取られている感じだ。灯火類の塗装を始めるまでまだもう少し時間がかかる…。Nゲージのキットも奥が深い。
名鉄3900系の特急時代の塗装の方は先が見えているからよしとしても、今回は塗装が大体終わったところでステンシルを車体に施そうとしてかなり往生してしまった。今回は正面右側にも形式名をステンシルで再現する必要があったのだが、なんとちゃーべんは何回も失敗してステンシルの作業をやり直資する羽目になってしまったのだ。
リトルジャパン用ベースキット製の名鉄3900系用のステンシルを買っておいたまでは良かったのだが、貼り付けの際にヘッダー部のモールドが邪魔になり上手いこと貼れず、他の数字を切り貼りしてようやっと終了した。他社の名鉄用ステンシルまで動員してどうにかこうにか、といった具合である。
この時、どうしたらステンシルを上手く貼れるかを自分なりに検証してみたが、まず失敗した時のやり方は
・数字の上からただ力を入れてメクラメッポウに擦った（不正解）
という感じでやらなければならないと思っていたが、さりとて車体を壊すわけにもいかないのでできる限りの強度で擦ってみてはうまくいかない、のループにハマってしまった。
先頭ステンシル貼り そこでちゃーべんは他の方法はないかと考えたが、考え付いた答えは
・数字の形に添って擦った（正解）
というものであり、例え4桁の数字であっても個々の数字をカタチ通りに擦らなければならないと考え直してやってみたところ、あれよあれよという間にスムーズにこなすことができたのだ。そう、急がば回れ…。
こうして下の写真のようになったわけである。
こうしてどうにかこうにかリトルジャパンの名鉄3900系の全車両のステンシルを貼り終えたちゃーべんではあったが、車体正面の右の形式名は、なんと数字を一つずつカッターで切りだして貼って擦り付けたのだが、もうこれはちゃーべん史上究極の「爪に火を点（とも）す」作業であったとしても過言ではない（Nゲージ以外でも）。なんせ切り出した数字のステンシルをカッターの刃先でちょいちょいと押し付けるのを前後の分併せて8回も行ったのである。この作業とステンシルのやり直しとで、いつもの工作室で倍の時間をかけるありさま。下の写真を店長にシャッターを切っていただくようお願いしてもステンシルの数字がズレてアタフタする狂騒曲であった。
その写真がコチラ↓
あとで相互フォローしてくださっている方によると、形状の複雑な箇所に確実にステンシルを貼るには、
①透明デカールにステンシルを貼る
②を所定の箇所に貼る
というやり方があるとのことである。後でこれを聞いて激しく後悔したが、今回のリトルジャパンの名鉄3900系用に限らず製品のステンシルの数字は全部が全部都合よく使い切れるわけでもないし、専門店に行けば売っているものだから、いくら何でも一生の不覚ではないとひたすら前をむくように考え直した。ちゃーべんも物珍しさにつられて買ったプラモデルのキットを、やっぱり手に負えないと少額で売り払ってしまったことは1度や2度ではない、その際に生じた損失に比べれば、ステンシルの損失は知れたものだ…。
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この一件でもう一度グリーンマックスのNゲージのエコノミーキットの作り方を見返そうとも思った。判っているつもりで何かとんでもない思い違いをしているのではないかと考えたからである。ちゃーべんもこのリトルジャパンの名鉄3900系を作るにあたって製作記を見たはずではあったが、ステンシルの件については無頓着過ぎたと反省している。思わぬ油断から足元をすくわれてエライ目にあったのもいいクスリと考え、このNゲージのキットをやっつけで完成させることはしないと誓ったちゃーべんであった。
Nゲージでもまだ欲しい電車があるから、ヘンな完成品は欲しくはない…。
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