アオシマ(旧イマイ)ハコスカGT-R50勝高橋国光仕様②サフ掛けとスカイブルー部分マスキング、青塗料準備と内装塗装

2023年6月12日

 ハコスカGT-Rの50勝目を飾った高橋国光仕様のワークス仕様にサフ掛けを行ったちゃーべんは、乾燥後すかさず青い部分の塗装をすべくボディのマスキングを施した。

 ボディの前後を貫く青い太めのストライプとドア部の子持ちのラインを再現するのである。

 この部分もアオシマのデカールが付属しているが、ちゃーべんは出来れば塗装で再現してみたかったのである。見た目だけはストレートフロムボックスでありながら、どこかに自分の技術を駆使して仕上げたいと考えてのことである。アオシマ(旧イマイも含めて)のキットは、色々と楽しみたくということでわざわざ回り道をするちゃーべん。

 マスキングの順序は、

1.まずはアウトラインを位置決めして周囲をマスキングテープで囲む。

2.子持ちのラインのマスキングを周囲から2mm内側に行う。

3.余分なところをカッターで切る。

 2.を行う前に、マスキングテープをスティックポテトタイプのポテチ(カラムーチョとかのような)のように細長く切ったものを準備し、曲がりやすいのでまっすぐ貼り付けること。

 その上でボンネット先端の斜めになっているところをカッターで切って青塗装部分の形を整える。そのあとでボディのマスキングテープがカバーされていない部分を紙を細切れにして覆い尽くすこと。

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大きな箇所をマスキング可能です

 忘れてならないのはゼッケン部の所で、青く吹き付けたところの上から白いゼッケンのデカールを貼り付けると水色のゼッケンになってしまうので、丸いゼッケンの大きさのマスキングテープを貼り付けること。アオシマのスカイラインシリーズのボディはあまり曲面が多くないので、さほど難しくはないだろう。

 上記のボディ以外の青塗装部分も、並行して準備を進めること。先般の記事で孔を開けたライトカバー、リアスポイラーもボディと一緒に塗装できるようにしておくこと。

 前にも触れたがこのアオシマ(旧イマイ)のハコスカGT-Rのリアスポイラーは成形色が黒なので他の外装パーツよりサーフェイサーを塗り重ねる必要がある。しかも上下左右360°色付けする必要があるのでコレだけは別に塗装を進める必要がある。ケンメリやS30Zのようなダックテール風のスポイラーなら楽なのだが…。

 今回青塗装に使うクレオスのカラーは#34のスカイブルーである。アオシマ(旧イマイ)の高橋国光仕様の箱絵はご存じの通り白黒なので、フジミの箱絵もカッコいいと思っているがここでは同じハコスカGT-Rでも旧マルイの箱絵の色合いに近づけたいと思いこの色をチョイスした。ここまで明るかったら隠蔽力が心配になってしまうが、幸い成形色からして真っ白なので関係ない。このキットとは関係ないがちゃーべんは青い車をあまり作ったことは無かったな…。青といえばメタリックブルーばっかりだったし。

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今回使った青はコレです

 ハコスカGT-Rのボディのゼッケンの裏を白で塗るため、青が透けて見えないようにデカールをくり抜いてマスキングテープの型紙代わりにし、マスキングテープを丸く切って所定の位置に貼り付けた。これでデカールの色透けもなく仕上げられる。

 丸が描ける定規を使用するなら、デカールの〇の大きさを確かめてコンパスの針の部分で縁をなぞり、何周かさせて裏に貫通しそうなところで一旦止め、カッターでコンパスの後をなぞって切り抜く。

 円く切り抜いたマスキングテープを所定の位置に貼り付けたあとは、前の工程で貼り付けたマスキングテープとの段差から塗料が漏れないよう、爪楊枝などで浮いているマスキングテープをスキなく貼り付けていく。そのあとで青く塗らない所を隠蔽するためにマスキングテープを使って覆い隠す。後から吹き込んだスカイブルーを落とす手間を増やさないためにも、しっかりと関係ないところはマスキングを。

 また、今回のハコスカGT-Rのスカイブルー部分を塗装しようと決めた理由は、デカールの追従性が不安だったからである。

 ボンネット後ろ(フロントウィンドウの前)のエアアウトレットの溝に、デカールが張り付いてくれるかどうかを考えるより、自分で塗装したほうが安心かもと考えた。ただキチっと作業しないと仕上がりが当然アレになるから、慎重になる必要があるのは当然。しかし、この方法なら失敗のリカバリーが楽かもと考えてのことである。もしもデカールが変に破れたりしたらデカールと同じ色を塗り足さなければならず、シビアな色の調合の手間が発生してしまう…。

 同時に、内装をクレオスの艶消しブラックを吹き付ける。金属の銀の部分を後から面相筆で塗装する必要があるが、それは週末にまとまった時間を確保して行う予定。この旧イマイのハコスカGT-Rのシートの部品は、革の質感をしっかりと表現していて、その無骨さがハコスカの雰囲気に合っているようにも見える。同じ旧イマイの初代シルビアもバスタブタイプの内装ながらレトロな表現に味があったように思う。こうした個性を持ったキットを、アオシマで永く商品として流通していただきたい。ちゃーべんの好きな独特の個性を持った旧オオタキの大戦機も、金型の状態を心配されている状況なので、こうした個性的なキットをどうか絶滅させないようお願いしたい。

 このアオシマ(旧イマイ)のハコスカGT-Rの進行の予定は、クリアーをかける前までのボディ以外の塗装を、出来れば一気呵成に週末に終わらせたい。今週末の土曜日はたまたま家にい無ければならない事情があり、そのスキマ時間にブログと模型を進める予定でいる。ここで3月に引っ越しとリニューアル(といっても微々たるものだが)に取られた時間を取り返したい。また今後手を付ける予定の模型の下準備を出来れば進め、その進捗で今月の記事数を稼ごうと目論むちゃーべんであった。




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