タカラレベル1/48P-51D②十字組の跡ラジエーター部改修
いよいよタカラレベルのP-51Dマスタングを十字に出来ると意気込んだちゃーべんであったが、ここでまた翼と胴体の接着で足止めを食らってしまった。ギチギチで調整が必要となってしまったのである!
胴体の主翼接着部を薄皮を剝ぐように削り、どうにか主翼を押し込むようにはめて一件落着…したかに思えたが、主翼下のラジエーターの空気取り入れ口がこのままでは嵌らない事が発覚!しかし翼の厚みはどうする事も出来ないと悟ったちゃーべんは、ラジエーター部の下にプラ板を貼ってラジエーター部のラインがスッキリ出来ると判断、2種の暑さのプラ板を使用して土台を作り、周囲の面を瞬間接着剤でなだらかにしてペーパー掛けすることにした。
マスタングの外形をつぶさに見ていればわかるが、主翼下には伸ばしランナーのような出っ張りがあるのでその分取入口が下にズレてしまった訳なのである。このズレを修正する為に400番のペーパー掛けが済んだ時点でこれで良いかどうか確認の上、ようやっと機体全体に600番以下のペーパー掛けを行うことが出来た。機体の組付けにプラ板を使用するなんて、ちゃーべんも初めての体験であった。自分で頭を使ってどうにか形にするというモデリングも、やはり面白いものだと思うのだが、同時進行の零戦となかなか足並みを揃えて進めることが出来ないのが目下の悩みである。
またこのキットの胴体部品にはラジエーター部の左右にヒケがあり、これを瞬間接着剤で埋めてペーパー掛けを施す。今回のタカラレベルのP-51マスタングはどうもラジエーター部が難関であるようだ。という訳でどうにかラジエーター部の整形を終えた後は、いよいよ塗装準備に入る。脚カバー等の機体と同色の小部品を切り分け、爪楊枝にテープで部品を張り付け、サーフェイサーを吹き付けられるよう準備を進める。そこで忘れる事の無いようにフジミのマスタングのキットのランチャー取付用のハードポイントの部品も用意する。マスキングテープに孔を開けてホゾを差し込んで吹き付け塗装をしても風で飛んでいかない様にする(取り付けは汚しを含めた塗装が終わってから)。そしてまた機体の本体に戻り、風防前部を接着の上コクピット部をマスキングテープで覆う。またガラス部はマスキングテープを貼って所定の形にくり抜いて切り落とすこと。機体と風防前部を一遍にサフ掛けという訳である。
合わせて読みたい 形状の改造を力業で行う必要がある時もちゃーべんは瞬間接着剤のお世話になります。キットをそのまま作ることはほとんど無いちゃーべんは時には大工事も敢行します。また別のキットの部品を流用するのみならずある部分を切り落としたりする事もあったりします。そんなこんなであまりすんなりとキットを完成させられる事は多くありません。 |
こうして瞬間接着剤でのラジエーター部分の大工事を終えて後は400番以下のペーパー掛けを行う所まで終えたが、後はペーパー掛けを継続しながらコクピット部のマスキングと小部品のサーフェイサー掛け準備を進める予定。基礎工作は旧オオタキや旧モノグラムのP-51マスタングよりかなり難儀ではあったが、無事にカタチになりそうな目途が立ったことに胸を撫で下ろしている。あと機体に必要な追加工作は手順を進めるうちにヘニャヘニャになってしまったアンテナを切り取ってプラ棒をそれらしく整形して作り直す事ぐらいだろうか(まだ地雷がどこに潜んでいるか判らないが)。この後に大手術の必要が無い事を祈ると同時に、機首に錐(きり)を挿して吹き付け塗装が出来るように孔を開けておくようにする。機首の棒を切り取って(これは完成寸前に差し込めるように保存する)ドリル刃で開孔するわけだが、まずは径の小さい孔を開けて徐々に孔を拡げていく。これはまず位置を決めて小さな孔を開けてプロペラ軸にあたる部分に孔の中心が来ている事を確認したうえで拡張する為である。この作業も平日に許される作業時間内で終え、休日にはサフ掛けは確実と確信したちゃーべんであった。
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