ハセガワベレットGTR⑦ボディその他部品クリアー掛けと内装組立

ハセガワベレットGTRのボディ以外の色付けをほぼ終えたちゃーべんは、パーツのクリアー掛けの準備を始めた。クレオス#181半ツヤクリアーに同#30フラットベースを混ぜたものを全体に2度クリアー掛けしていく。しかしながら塗装後すぐシャーシにサスペンションやらデフやらタイヤやらを取り付けられないのがもどかしい所。同じベレットのキットでもフジミのキットとは部品構成が違いすぎているのでボディ以外のパーツを組んで仕上がったボディと合体して、とはいかないのである。部品構成が細かいのでシャーシをボディに嵌めてから色々とくっ付けるほかないのでまたチマチマとした作業が始まる事を覚悟せねば…。

ボディも愈々画竜点睛の段階、クレオス#46クリアー掛けを開始するが、その前に内側のマスキングテープを貼り換えておく。サーフェイサーから厚塗りしたクリアーの塗膜に覆われたマスキングテープを剥がすのは塗膜を「持っていかれる」ようにボディの成形色の地肌が露出する恐れがあるので、まだ取り返しのつくこの段階で貼り換えるのである。クリアー吹き付けの最初のうちは少しずつクリアー層を重ねる「捨て塗り」になるが、塗膜が平滑でないのはこの時点ではあまり気にしなくてもいい。それよりも気を付ける必要があるのはホコリで、クリアーの塗膜の薄いうちから一回全体にクリアー掛けして乾燥後にヤスリで研ぎ出して除去する必要がある。それでクリアーの層を重ねる前にエアダスターでホコリを飛ばす必要があるが、それでもホコリを巻き込んでしまう事はしょっちゅうなので、今回も注意を怠らずにクリアー掛けを進める。

今回のクリアー掛けで気を付けねばならないのは内装部品でクレオス#46クリアーを塗装する部品がある事で、内装部品でアクセントとなる消火器である。窓の向こうからでも存在感を引き立たせる為にはツヤがあった方がいいと思った。まるでハコスカやケンメリのGT-Rの様に内装が黒一辺倒でもシブい事はシブいのだが何かアクセントが必要かもと考えて公道の走り屋仕様でも消火器は常備しているクルマもある事だし、折角手に届く所にセットするのだから後もう一つアクセントを付けられないかという事がツヤのあるクリアーにしたことの理由であるが、実際装着してコクピットの仕上がりはどうなるか?完成したらどんな雰囲気になるのかと今から楽しみである。


そこでいよいよ組立を内装から始める。まずは組みやすい順にシフトレバーと消火器を組む。黒づくめの室内でウッドのシフトレバーはいかにも市販車から改造された個体という雰囲気がして面白いと思う。また消火器も本気度がうかがえるようだ。単なる凄味やハッタリではない迫力が感じられる。その次にロールバーとバケットシートを装着するが、これまたスパルタンさがタマラナイ。AMT1/25の’66フォードマスタングのヘッドレストの無いバケットシートがまた懐かしさと武骨さをプラスしている。念のため申し上げておくがここでペダル類の部品の接着もお忘れなく…。

ステアリングもアオシマのザ・モデルカーシリーズのパーツを流用し、よりスポーツに振ったスタイルにした。あの「ザ・チューニングカー」の一角でもしベレットがあったらという感じにしてみたかったのである。


ちゃーべんが出来る限り丹念にクリアー掛けを重ねて研ぎ出してまたクリアーを重ね、全塗装工程を終えたボディは1週間ほどホコリを避けて乾燥させる。しばしの別れにちゃーべんもちょっと切なくなるが、この後に灯火類やボンネットの組み立ての工程が待っている。他のメーカーのパーツ割であったらもっと大まかになってるところをわざわざ実物よろしくパーツ割しているので1週間の間はこれらをじっくり組み立てよう。またベレットのカッコイイボディがしばらく見れなくなる寂しさも、これまた丹念に塗装を施したフジミのRSワタナベホイールの完成を見たことで吹き飛んでしまった。装着したらどんな雰囲気だろう、ワクワクが止まらない、、、、、、
今回をもって全塗装を終了し、以後は組立に入るが製作スケジュールが年をまたぐ格好になり、例年は松の内に何が起こったかという記事の内容が今回の年末年始はこのキットの完成までのラストスパートの記事になる公算が大きくなってしまった。年末年始の休みが1週間に届かないスケジュールでも、よほどのことが無い限りはあと3回をもって大団円を迎えることができるだろう。このベレットを自分へのクリスマスプレゼントとお年玉を兼ねた完成品をちゃんとモノにしようと決意したちゃーべんであった。
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