筆塗りの名人 後藤昌男 飛行機プラモデル回顧展示会 感想①
2022年1月9日、ちゃーべんは吉祥寺の永谷ギャラリーにて行われていた、後藤昌男氏を追悼する「筆塗りの名人 後藤昌男 飛行機プラモデル回顧展」の模型展示会に出かけた。
零戦などのプラモデルも筆塗りで塗装することが多いちゃーべんにとっても、感動の作品が目白押しだった。
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最近になってようやく模型展示会が開催されるようになって、この種のイベントが待ち遠しかったところに、マンガの零戦伝説(歴史群像コミックス 出版:学研プラス) でも伝え聞いた筆塗りの達人、後藤昌男氏の飛行機プラモデルが見られるとなってはちゃーべんは何を差し置いても見に行きたくなった。
ギャラリーには「零戦伝説」でも作品を執筆なさっていた小林たけし氏も来ており、後藤昌男氏の飛行機プラモデルの話でたいそう盛り上がっていた。数年前の展示会でお見受けしたときとお変わりなく元気な様子が見れてうれしかった。思い起こせば15年前、氏に初めてお会いしたときにいただいた、今も自分の部屋に大切に飾っているサインの色紙の件を話すと、喜んでいただけた。
じっくりと後藤昌男氏の作品を見ると、筆塗りとは思えないほどに筆の跡がまるっきり見当たらない、まるでエアブラシかと思うぐらいのスムーズな仕上がりに圧倒された。丁寧な仕上がりには本当に頭が下がる思いになる。ちゃーべんはここまで丁寧に仕上がりにこだわっていいただろうか…?
展示会作品の自衛隊のテキサンの色は、いかにも隠蔽力がない色をしているのに、筆塗りの塗膜の厚さが感じられない仕上がりになっていることに驚愕。ちゃーべんなりに工程を考えてみても、後藤昌男氏のかけられた手間暇がすごいと想像できてしまう。飛行機プラモデルの筆塗りでここまでの完成度をだすことは、今のちゃーべんには、とても無理…。
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軍用機につきものの迷彩も、ボカシ目がいかにも自然に仕上げられており、筆塗りにつきものの筆跡との格闘の跡が全く見当たらない。今まで展示会で作品を見てきた中でちゃーべんが一番圧倒された飛行機プラモデルの作品群であった。 今回の後藤昌男氏の作品の感想は2回に分けて描く予定なので②につづく。
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