ハコスカGT-R50勝高橋国光仕様⑦室内部分組み立て

2023年8月3日

 旧イマイのハコスカGT-R高橋国光仕様(アオシマ1/24)の塗装が全て終わり、後は部品を組み立てていくだけのちゃーべんは、室内の部品の組立を行った。

 とはいってもいきなり全てをシャーシに部品を組み付けるのではなく、まずは大まかにインパネとコンソールを完成させてからシャーシに取り付けるいつもの方法である。シャーシにいきなり取り付けるのは今回はリアシートとロールバーである。

 コンソール部品を組み付けたら、シャーシに取り付けたリアシートの前にそれを取り付ける。他のキットによってはインパネ類もだが、こちらはマニュアル車のペダルパーツを取り付ければあとはフロントシートを取り付けてシャーシ側の内装は完成。クルマのボディ以外の部分は大体ツヤ消し剤を混ぜた半つやクリアー掛けを行っているが、今回のツヤはほんのもう少しだけあっても良かった気もする。この辺も未だちゃーべんはなかなか思い通りにはいかないことを痛感させられる…。

 そしていよいよ、足元をビシッと決めるべくアオシマ特製RSワタナベのホイールをハメたタイヤをシャーシに装着する、今回のハイライトが待っていたワケだが、最低限ガタガタしないように取りつけるぐらいには気を付けていつものように作業したつもりだ。前後輪の取り付けもまた、前(後ろの場合もある)を取り付けて次の日以降に後ろ(前の場合もある)といった具合に2日かけて行う。何も気も頭もそう使わずに4つの車輪を付けるのは、旧モノグラムのアメ車のホットロッドを組み立てる時ぐらいかも知れない。

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 クルマ内部を組み立てる際に考証も大切ですが、その他にも後の段取りを考えた準備も同時に行うことも大切です。あとから後悔しないようある程度自分で段取りを考えて進行しましょう。

 この旧イマイのハコスカGT-R高橋国光仕様もまた段取り上シャーシに組むのはまずはリアシートとロールバーになるが、リアシートの取り付けに於いて、接着部がリア―シートの下部の裾の部分しか接着面がないキットもある中、この旧イマイのアオシマのハコスカGT-Rのものはリアのフェンダーにしっかりと接着できる構造になっている。

 これは構造的にも製作上も安心な気持ちになれる。リアシート後部の板状の所が宙に浮いているキットもあるが、これならばシャーシとボディの合体の際にも不安になることは無い。

 またこの旧イマイのアオシマハコスカGT-Rの室内の白眉はこのロールバーだとちゃーべんは思うが、それはロールバーの下の取り付け部がシート部分に干渉しないよう「逃げ」としてロールバーの縦半分の断面が抉れており、その部分の高さに合わせてロールバーを取り付ければ内側に干渉しないで取り付けられる配慮がなされている。ロールバー取り付けに位置決めをすべく物差し片手に悪戦苦闘しなくても済むのだ。これもとても嬉しい追加パーツである。

 …というようなことを言いながら、ロールバー後端の接着部から接着剤をハミ出させ、フォローにアタフタするちゃーべん。我ながら、ったく…。

 シャーシ側に対してボディ側は、まずは窓ガラスの接着から始める。タミヤセメントを内側にも外側にもはみ出させないように、しかもしっかりと取り付けなければならない。せっかく首尾よく取り付けることが出来てもボディを裏返しにしないで置いてしまうと、タミヤセメントの糸を曳いて窓ガラスが落下してしまうのでワンちゃんがおなかを見せる姿よろしく屋根を下にして一晩置いておく必要がある。

 屋根に高橋国光のお名前のデカールが貼ってあるので、傷つけないようにするためにはマスクの空きバコが最適かもしれない。

 一晩経ったらまずはドア部の内張の部品をボディに貼り付けるが、これらもまたしっかりと部品を取り付ける必要があると同時に接着部のハミ出しには気を付ける必要がある。幸い細かい部品はルームミラーぐらいなので部品を無くす心配はないが、内張りは前後の位置決めでズレることもあるのでタミヤセメントを付けて内張りを接着して手で押さえると同時にボディの内と外を交互に見てズレがあるかどうか確認する必要がある。この部品もどうにか位置決めをしたうえで接着したらまた次の日まで逆さまにして置いておく。タミヤセメントを乾かす時間を計算に入れてシャーシ側の内装取り付けは2日は見ておく必要がある。

 今回の内側の組立で非常に助かったのは内張の裏側のモールドである。ボディ側の位置のモールドの箇所に内張のパーツを貼る段には、ボディにしっかりくっつくかどうか少し不安になることもあるが、この内張のウラのモールドならしっかりと貼り付けられる安心感がある。こんなところにもある心遣いがちゃーべんにはうれしかった。

 また、今回はアレンジとしてフロントライトマスクにネット付きエアインテイクを設ける改造を施したが(詳しい事情はコチラから)穴をくり抜いたライトマスクの裏側にプラ板を仕込み、インテイクの部品を組み込んで完成。これでフロントマスクに組み込むわけだが、これはボディにシャーシを嵌めこんだ後にグリルやオイルクーラーと一緒に取り付ける予定である。こうしてみると我ながらよりレーシーな雰囲気になってちゃーべん的にも満足である。しかし、このネット付きエアインテイクのパーツ、次回もし使いたくなったらどうやって部品を調達しようか?しまった、また新たな悩みごとができてしまったみたい!?


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 こうしていよいよシャーシとボディを合体させ、小部品を取り付ければ、アオシマがリリースした旧イマイのハコスカGT-R高橋国光仕様が完成となるまでかなり近づいたが、白と青の塗装を自分でやるという、自分でハードルを上げた部分以外は本当に気難しさを見せることなく完成にまで漕ぎつけそうなのは本当に良かったと思う。

 ただここで落としたりとか壊したりとかといった初歩の初歩のミスをやらかさないように気を付けたいのは当然として、これからの旧車コレクションでグループAの仕様のような作品はどれとどれにしようかなど、新たなコレクションのジャンルとして始めようか、ちゃーべんとしては今ちょっと悩んでいる最中である。このぐらいのハコスカGT-Rができたのなら他のも、もっといえば他の高橋国光仕様も、などと欲が出る一方でまた一段と速いペースでストックが増えはしないかという心配が頭をもたげている。ともかくも自分のスカGコレクションで白眉と成り得る1台が加わったことで、このキットの完成の暁にはまたとない充足感を味わうことが出来ると今から最後のツメをぬかりなく行おうとするちゃーべんであった。



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