旧オオタキ零戦52型⑧機体塗装その2、デカール貼り
旧オオタキ零戦52型のマスキング塗装を剥がしたちゃーべんは、ハミ出した塗装をフィニッシングペーパーの400番→600番→1000番で均し、剥げてしまった部分をまた塗り直すことにした。マスキングした日の丸の部分は筆ムラに覆われていたので、マスキングしても入り込んでしまった緑(灰)色と筆ムラをスウィープし、その過程で剥げてしまった所をまた修正するのである。日の丸の赤と白は隠蔽力が弱いので、機体の色を塗った上から塗るのはまた筆ムラの原因となり、なのでまず日の丸を完成させてから周囲をフォローする段取りで行う。そして機体色をタッチアップして1500番→2000番の順番でフィニッシングペーパーを当てる。筆塗り塗装は果てしない筆ムラとの闘いとも言われていた様な気がするが、慎重に進めていたつもりでもなかなか一発で塗り分けが決まらない。しかし何はともあれこれで機体塗装は終わり、動翼部のスミ入れに移行できる。
そして動翼部にスミ入れをしていくが、面相筆でモールドに黒を塗っていく。旧オオタキの1/48大戦機のモールドはこの動翼部と外板の継ぎ目の太さに変化が無いので、せめてスミ入れでメリハリをと考えての事であるが、ガンダムマーカーを使用したことがあるがこれはクリアー掛けの際滲むという二次災害を引き起こす危険性があり(これをクルマのボディに施したら滲んでえらい事になった経験をした)、試行錯誤の挙句の果てにクレオス#33つや消しブラックを面相筆でなぞる事にしたのである。主翼や尾翼の動翼部分のモールドを慎重に塗り、スミ入れを行う上ではわざわざマスキングテープは必要なく、塗りやすいように機体の向きを変えて塗りやすいように、但しハミ出ない様に行う事。この作業でちゃーべんはタッチアップ込みでも最悪1時間で終えることが出来た。
また、カウリングも黒塗装と7.7mm機銃横の白線とカウリングの「27」の番号の白塗装を施す。実は番号のデカールも作ったのだが貼るのを失敗してしまい、止む無く塗装と相成ったのだが、これはカッターでより鋭く先端を削った爪楊枝で塗装することが出来た(事後のタッチアップは多少必要)。カウリングの左右で数字の位置の高さが違うのは蓋板の継ぎ目に合わせているからであり、もしも整備中にワケが判らなくなって部品を取り違えるのを防ぐためにこういう風にするのではないだろうかというちゃーべんなりに考察した為で、もし実物の写真があって違うようだったらゴメンナサイなのだが自分が納得の上考証して作っている緑それなりの資料があれば嬉しいのだがなかなか確証を得る事は実に難しい…。
機体色塗装が終わった解放感から忘れそうになったが、ここで以前モールドを開削した着艦フックの塗装を行う。収納部を黒に塗り、フック部を銀に塗り分けるのだが彫っておいたモールドをなぞるのですぐに完了。仕上がりのイメージはハセガワ1/48の零戦52型のそれを目指したのだが、ちゃーべんの手作業のものとあって少々ヨレっとしている。このシリーズは隼初め日本機の翼内の着陸等がモールドのみとなっている様に、目につく所でも自分でオリジナルの工作をして楽しめる余地があるのが気に入っている。この零戦52型も無印の型にする為に爆弾を嵌める孔や13mm機銃の孔を埋めればハイすぐ出来る………という訳ではないにせよ、自分で直せるのならばちゃーべんは楽しんで作れる。
銀塗料のチッピングを行う前に、デカール貼りを行う。機番はキット付属の物とこのオオタキの同シリーズの雷電21型の物を拝借して切り貼りし、桜の撃墜マークはデカールを自作して貼り付けた。同じようなデザインでタミヤやフジミの零戦のデカールがあるが、自分好みにデザインし直した。しかし出来上がった現物は色のメリハリがあまりなく、ほぼピンク一色になってしまった(今度から印刷精度の事も考えよう)。しかし「死んで」はいなかったものの、これからスミ汚しとクリアー掛けにデカールが耐え得るかという心配はまだ消えてはいない。使用するデカールのシートから不要な分を貼ってみて試してみる事は織り込み済みだが、デカールがもしクリアー掛けで台無しになるのが判明したらまた後戻りした上でどうするかを考えなければならない。今回の作例で筆塗りでやってやれない事は無いが、相当の時間がかかることは確かである。完成の日が近づいてもやってみなければ判らない事にまだまだ不安なちゃーべんであった。
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