旧オオタキ零戦52型④風防、マスキング
旧オオタキ零戦52型にタミヤ1/48零戦21型の風防(バラバラでない方)を流用しようと思い、現物合わせをしてみたちゃーべんはそのまま流用することは難しい事に気付いた。まず一番前に1㎜の隙間が出来てしまい、また後端も隙間が空いてしまうといった状況なのである。そこで胴体の風防スライド部の接着部分を切り落とした上で風防の擦り合わせを行うこととし、先端を1.5㎜削り、スライド部後ろの両サイドに1.8㎜位の段差を付け、後端の円い部分は縁を全部切り落とした。これによりどうにかフィットしかかったのだが完全という訳にはいかず、スライド部より後ろを真っ二つに切り落とし、どうにか完了した。なんか色々と傷だらけになってしまったがまたまたペーパー掛けをした上でコンパウンドで磨けばいいだろう。ただ透明度は落ちるが…。
割れる危険のあるキャノピーをどうにか一段落付けたが、今度旧オオタキの零戦52型を作る際にタミヤの零戦のキャノピーを流用する時のデータが取れただけでも収穫である。現在のマイクロエースの製品の金型の状態が心配になる状態になって久しいが、こうした流用の方法も知っておいた方がこの模型で色々な零戦を集めようとしているちゃーべんにとっては是非とも知っておきたい事であった。ただ作業的には前・中央・後と別れている方(確かタミヤの零戦のキャノピーは開・閉状態を選べた筈)を使った方がラクなので、タミヤのは2機分入っているとはいえ旧オオタキの零戦52型を集める上ではこのような作業はやはり避けて通れない。
塗装はまず日本機識別マークの色(クレオス#58黄橙色)をマスキングして開始する。機体でいえば主翼前縁、垂直尾翼のライン、そしてプロペラ先端の線の部分である。直線の部分なのでほぼバーっと塗って終了である。この部分も日の丸と同様マスキングテープを貼って機体を日本海軍の緑と灰色に塗る際に塗りつぶさないようにする。今回は筆塗り塗装なので(機番号他細かい分はデカール)、ボカシ塗装を筆で行うために日の丸への影響もマスキングテープごしとはいえ考慮しなければならない。ボカシ目をシンナーを含ませた筆でなぞって形成し、なおかつ緑と灰色の濁った部分をまた直さねばならないからである。そういえばまだコクピットも塗ってマスキングしていなかったな…。
13mm機銃の孔を埋めた上で機体に上述の黄橙色を塗装したら、その個所を日の丸と風防の内部になる個所と一緒にマスキングする。その上でようやっと上面と下面の日本海軍機色を塗る出来るので、ようやっと完成形が見えてきた(ブンドドをやる悪い予感)という実感がある。とはいっても機体の進行はここまでにして、塗装の擦れ禿げを一気呵成に行う為に主脚カバーやエンジン部を進行させる。これらの小部品も細かいところのパーツの合いの確認と修正が必要なので、次回以降この進捗を書いていこうと思う。シンプルな構成のキットとはいえ細々とした調整に手間取りつつも、ようやくカタチになりつつある旧オオタキの零戦52型の完成が今から待ち遠しくてたまらなくなってしまうちゃーべんであった。
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