アオシマモデルカー⑤諸々の組み付け

 前回書き忘れて恐縮だが、ハコスカにフロントスポイラーを付けるにあたって、左右の突起(?)を切り落とす必要があった。これがあるとバンパーを取り付けることが出来ないので止む無く、ということである。瞬間接着剤でイモ付けながらも充分な強度で取り付けることが出来たのでホッとしたが、以前作った高橋国光仕様(♯15)のモノを流用するから仮組みはいいか、と多寡を括っていたちゃーべんにはとんだ天罰だった。現役で走っているハコスカGT-Rにもフロントスポイラー付きのものは色々あるから問題なく流用できるだろう、と思考停止してしまったのである。もし単色のカラーリングをしてフロントスポイラーをつもりであったら塗装の前に組んでみて修正の必要があると気付いたかもしれないが、同じ車種であっても違う仕様の部品を流用するにしてもホイホイと進めることは自重する必要性があると反省したちゃーべん。 ここまで来てやらかすのはちょっとゴメンだよ、と自分自身に言い聞かせるのだった…。 

 ハコスカGT-Rのキットは再三述べているように旧イマイのキットであるが、前回の高橋国光氏の追悼仕様ではオーバーフェンダーの中にタイヤが収まればいいというセッティングだったので単純にキットの指示通りに組み付けるだけでよかったのだが、今回はキットに付いているものを使用しないので、当然調整が必要となる。このキットはシャコタンにして(今回はやらないが選択可能となっている)組み付ける際にちゃんとボディ内に収まる寸法になっているので、シャフトにホイールを嵌めたタイヤが違和感のない位置に収まるかどうか一度検証する必要がある。そしてこのまま組んで違和感がほぼ無いことが判ったら、ポリキャップをシャフトに嵌めてズレが起こらないように調整をするのである。多少の手間はかかるがバッチリ仕上がった時のカタルシスはそれこそこのキットにぞっこんになってしまうだろう。

 ダルマセリカの方は車高調整を兼ねた前後輪の組み付けに入る。この作業は同じアオシマのモデルカーシリーズのセリカLBを作った時と寸分違わず一緒の工程で強化サスを組み込んだ感じを再現するように、5cm程低くしたようなスケール感を出す。仕上がりでいえば、タイヤの上部が少しボディの中に入っているような…。デフやサスが擦った様な状態も再現しようとすれば可能だが、「いかにも速そう」なサジ加減にこだわるちゃーべんはこのバランスがベストと思っている。ほかのメーカーからもダルマセリカのキットは出てはいるが、「ザ・モデルカー」のシリーズでもこうしたアレンジができる懐の深さがちゃーべんがアオシマのキットを好きな理由である。今回の仕様は全体の雰囲気が箱絵と多少似てはいるが、よりカーキチの方向に振った方向ということが車高からでも伝わればちゃーべんには嬉しい。手順は以下のコーナーから…。

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アオシマ1/24トヨタセリカLB ⑬ホイールの完成と内装パーツ組み立てと前後サスペンション組立

 今回のダルマセリカの車高の調整は、この記事での方法と寸分たがわず一緒なので詳しくはこちらをご参照ください。付属のスプリングを使わずとも車高のコントロールは可能な部品がそろっているのがアオシマのキットの懐の深さだとちゃーべんは思います。仕上がりはカタログ通りでも、自分好みのカスタムでも、思いのままに…。

 また室内の組み立ても同時進行で、コンソールにギアシフト、サイドブレーキを、インパネにハンドルを組み付ける。細かい所から部品を組んでいき、組み付けの終わったコンソールとインパネをシャーシとボディに貼り付けていく段取りになる。黒っぽい内装がこれまたGTの雰囲気を高めてくれるようで、毎度のことながら心躍る。平日の夜に少しづつながらも完成に近づくことが楽しいので帰りの寄り道も殆どしない。しかも後片付けの時も筆を洗ったりするような手間すらないのでタミヤセメントや瞬間接着剤を使って接着したら部品ともども片付けておしまいである。ただ窓ガラスやボディ内側のドア部分のモールドがある部品は接着に多少慎重を期する必要があるのでそこはじっくりと腰を据えてやろうと思う。窓ガラスの部品に接着するルームミラーは棒の部分を折らないように気をを付けようと思う。

 …というわけでいよいよボディのクリアがけ開始!クリアーをボディに塗装すると今までの苦労が吹き飛ぶような爽快感を味わえるが、調子に乗りすぎると塗膜が厚くなってしまうので、初めは「捨て塗り」でうっすらとクリアーの塗膜を作るにとどめる。埃を巻き込んでしまったらフォローも大変だ。しかしボディ色を塗るときに研ぎ出しをしておいて、塗面がスムーズになったので本当に良かった。ひとしきりの作業が終わってから、暫くボディをためつながめつしそうなちゃーべんであったが、そこはグッと堪えて明日への英気を養う。そして次の日も普通に塗膜を作ることの繰り返し。でも今回はテンションの上がる作業なので内外装の塗装の時のように精神的に重い腰を上げるような負担が無いのがうれしい。

 最後のクリアー掛けをして1週間埃がつかないように保存していたボディのつや消し黒の部分(ハコスカGT-Rはリアフェンダー、ダルマセリカはボンネット上のエアアウトレット)の部分のマスキングをしていたゾルを剥がしてみると、ダルマセリカの方はうまくいったがハコスカGT-Rの方は後からタッチアップしたボディカラーがゾル部を侵食してしまっていた。ここは後からタッチアップ、トホホ…。とはいえ大規模な修正ではないのでそれほど堪えてはいないが、今度このキットを作る際は何か違ったマスキングの方法を試してみなければなるまい。昭和のかおり豊かな、ニチモやマルイに勝るとも劣らない、彫りの深いボディのこの旧イマイのキットをもっと上手く作りたいという欲がこの失敗によって出てきたなんて、ちゃーべんは本当に旧作のキットが好きなのねぇ…。もうここまで来たら、ちゃーべんのハコスカコレクションで一番の出来栄えを目指してやろうか、という野心まで芽生えた。

 今回はかなり短くなってしまったが、もう手間のかかるタスクがクリアされていることをこんな所でも実感している。この2台が終わったら、まだ途中の名鉄3900系を完成させようか…。あれも大方の塗装を終えたもののまだ面倒な工程が残っているから、しばらくぶりに腰を据えて進めようかと考えている(製作を再開させてここで続きを書く際にまた過去記事のリンクを貼らねば)。それだけではなくガンダムもまだあったんだっけ…。御多分に漏れずちゃーべんも購入のペースに製作が追い付いていない状況で、ストックの置き場所をどうしようかとまた頭を悩ます始末である。立秋を過ぎて残暑は続いていてもうちのロフトはずいぶんと涼しくなったので、季節の移り変わりを感じながら腰を据えて製作に励もうとするちゃーべんであった。これでお手付きの名鉄3900系やガンダムも完成に大いに近づくかも。いやしかし、屋根のすぐ下の部屋は立秋前はとても暑くて5分といられなかったよ、あ、これは前回の記事でも書いたか…。

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