映画「エルヴィス」を見た
映画館で映画を見るのはABBAの音楽がフィーチャーされた「マンマ・ミーア」以来というちゃーべんは、ロックを題材としたエルヴィス・プレスリーの映画をナマで見るのは初めてである。
 見る前から映画のストーリー(大体は実話でわかっているが)と映画館ならではのエルヴィスの楽曲のサウンドが激しく楽しみであったが、この映画を見る前からネット上で毀誉褒貶からくる評価の差が見られたような気がする。
 やはりスーパースターの映画だけあって、それぞれの思い入れがあるということなのだろうか。しかしながらそれが却ってこの映画を見る前のワクワクする要因になるのがちゃーべんという人物である。
 願わくばもうちょっとエルヴィスの楽曲を聞きたかったところだったが、伝記映画ということを考えればこれで納得。初期のワイルドなサウンドも、70年代のコンサートの迫力のサウンドを映画館で充分に楽しんだちゃーべんは、帰ってからはお気に入りのモノグラムの’32フォードを飾りながら「Rocker」のCDを聞くのであった。
 主役のオースティン・バトラーはちゃーべん的にもよくエルヴィスの雰囲気を再現していてカッコいいと思う。
 以前からアメリカ内外で「キング(ここでは当然エルヴィスね)」のそっくりさんコンテストが行われているほどにファンがたくさん存在していることもあるのだろうか、エルヴィスの映画を作るうえでの主役の再現もまた気合の入ったもので圧倒された。やはり「アメリカの一部」とまで言われた人物を再現するわけだから…。
 しかしちゃーべんがどうしても想像することをやめられないのはパーカー大佐のいない世界線である。
 前述通り彼を絶対服従させて稼いだ金の半分を手に入れたばかりか、彼のアンチにまで「エルヴィスが嫌い」と書かれたバッジを売りつけるほどの専横に苛まされることもなく、多くのもミュージカル的映画を取らされずに俳優として演技を磨くばかりか、ドイツや日本での公演も実現し、ひょっとしたら伝説となっているビートルズとの会見からジョン・レノンとの蜜月もあったのかもしれない(ジョンはエルヴィスの映画に批判的であった)…。
 彼の所業以前に、一度アメリカ国外に出たら戻れない密入国者であったことが悔やみきれない。エルヴィスもそうこだわりがあったわけではなかったとはいえ…。
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 ちゃーべんは日頃からカネが無くてピーピーしているおかげで欲しかったNゲージの組立エコノミーキット(近鉄18200系電車)や数多くのモノグラムのクルマのキット(あんだけ持ってて作っててまだ欲しいの!?)を買い逃した経験があるばかりか、最近ではクイーンの映画「ボヘミアン・ラプソディ」を上映期間中に見ることも叶わなかった。
 ちゃーべんにはまだまだ逃してしまった大きなサカナが他にもいっぱいあるのだ。
しかし最近は奮発すれば映画を見に行くことが出来るようになって少しほっとしているちゃーべんであった。
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